Rounder 1.0(Blender 2.79版)
『Rounder 1.0(Blender 2.79版)』(以下、Rounder)のダウンロードページへようこそ。
Rounderは、既存のBlenderモデルの改造のみを目的としてBlenderを使用される方に、必要最低限のBlenderの知識だけでモデル改造に適した様々な手段を提供するリモデリングツールです。
開発コンセプト
Blenderを始め、3Dグラフィックスの世界でモデリングとは、モデルを形作る頂点、辺、面を編集する作業のことを言いますが、それは、モデリングからテクスチャーの貼付けなどの全てを自分で行える人の場合であっても、誰かが作った既存のモデルを改変するだけでいいという人の場合であっても、特に区別されることなく一様にモデリングと言いますが、前者と後者では、同じモデリングと言う名前の作業でも、選べる手段やツールがまるで違ってきます。
後者の場合、既にあるシェイプキーやテクスチャーなどにどのような影響が及ぶかわからないような編集方法は避けなければならないため、選べる手段も自ずと限られてくることになりますが、かと言って、何もかも自分でやらなければならないほど、そこまで深く3Dグラフィックスの制作にのめり込みたいわけではないという人も中にはいるはずです。
そういった人たちに、既存のモデルのシェイプキーやテクスチャーを傷つけないことを大前提とし、なおかつ、手軽で便利でハイクオリティーなモデリングが行えるツールの提供を含む、既存のモデル改造に特化したモデリング方法そのものを提供するBlenderアドオンがRounderです。
注意事項
『Rounder 1.0(Blender 2.79版)』をご利用頂くには、Blender2.79が必要です。
Rounderをご利用の際は、Blenderを日本語化する必要があります。
『Rounder 1.0(Blender 2.79版)』は、下記の環境で開発しているため、それ以外の環境での動作確認は致しておりません。
そのため、下記の環境以外でRounderをご利用される方は、自己責任でお願い致します。
- Windows 10
- Blender 2.79
尚、Rounderをご利用するにおいては、全てにおいて自己責任でお願い致します。
また、Rounderの使用により発生したいかなる損害や問題に対しても、当方は一切責任を負いません。
ダウンロード
前述の注意事項に同意して頂ける方は、下のボタンからRounderをダウンロードしてください。
“Rounder 1.0(Blender 2.79版)” をダウンロード Rounder1.0(Blender2.79版).zip – 20 回のダウンロード – 11 KB
インストール
ダウンロードしたファイルを任意のフォルダーで解凍します。
Rounderのプログラムファイル「rounder.py」を置く場所はどこでも構いませんので、プログラムファイルを任意のフォルダーに置いたらBlenderを起動し、以下の手順でRounderをBlenderにインストールします。
⑤で「rounder.py」を置いたフォルダーのルートディレクトリーを選択します。
⑧で「rou」と入力すると「Mesh:Rounder」が抽出されますので⑨にチェックを入れるとRounderが有効になります。
次にBlenderを起動した際もRounderを有効にした状態を保持したい方は、⑩をクリックします。
⑩をクリックしない場合、次にBlenderを起動した際にRounderを使いたい場合は、①②③⑧⑨の手順でRounderを有効にします。
Rounderを有効にすると、編集モードのスペシャルメニュー(W)からRounderを使用できるようになります。
編集機能仕様一覧
カテゴリー | ツール名 | 選択方法 | 選択単位 | 編集対象 | 保護 | ミラー |
---|---|---|---|---|---|---|
細分化 | スムーズ細分化 | 選択 | 1辺・1面 | 1番目 | なし | なし |
軌道修正 | 任意の頂点で軌道を修正する:並列 | アクティブ | 5点 | 3番目 | あり | あり |
任意の頂点で軌道を修正する:直列 | アクティブ | 5点 | 3番目 | あり | あり | |
2つの軌道の中点上に移動 | アクティブ | 9点 | 3番目 | あり | あり | |
ヴァレー処理:反対側で検出された角度を適用 | アクティブ | 4点 | 2番目 | あり | あり | |
クレスト処理:角度0を適用 | アクティブ | 4点 | 2番目 | あり | あり | |
フラット | アクティブ | 3点 | 2番目 | あり | あり | |
座標貼付け | 選択中の頂点に近いコピー中の座標を適用 | 選択 | 1点 | 1番目 | なし | なし |
左右対称化 | 近似±0.0000001~0.001 | 選択 | 1点 | 1番目 | なし | あり |
任意の頂点で左右対称にする | アクティブ | 2点 | 2番目 | なし | なし | |
反転ペースト | アクティブ | 1点のみ | 1番目 | なし | なし | |
面分割 | 選択した2点で面を分割:並列 | アクティブ | 2点 | 面 | なし | なし |
選択した2点で面を分割:直列 | アクティブ | 2点 | 面 | なし | なし | |
部分改造 | 頂点を密着させる(±0.0001~0.01) | アクティブ | 1点 | 1番目 | あり | あり |
頂点を法線上に移動(±0.0001~0.01) | 選択 | 1点 | 1番目 | あり | あり | |
2つの頂点の位置を入れ替える | アクティブ | 2点 | 両方 | なし | なし | |
2つの頂点を重複させる | アクティブ | 2点 | 2番目 | あり | あり | |
重複している全ての頂点を移動 | アクティブ | 2点 | 2番目 | あり | あり |
※モデルに変更を加える機能のみ記載。記憶、検索、設定などの編集補助機能は除外。
Rounderを扱うために最低限必要なBlenderの操作方法
ツール名 | モード | 使用方法 |
---|---|---|
選択部分を表示 | 両方※ | テンキー「.」 フォーカス |
視点の上下移動 | 両方 | Shift+マウスホイール |
視点の左右移動 | 両方 | Ctrl+マウスホイール |
視点の前後移動 | 両方 | Ctrl+マウス中ボタンを押しながら前後に動かす |
3Dカーソルのリセットと全表示 | 両方 | Shift+C |
全選択 | 両方 | A |
円選択 | 両方 | C 選択を解除したいときはShiftを押しながらドラッグ |
選択しているものを隠す | 両方 | H 隠したものを表示する場合はAlt+H |
移動 | 両方 | G 直後にX、Y、Zのいずれかを押すとその軸のみに移動 |
回転 | 両方 | R 直後にX、Y、Zのいずれかを押すとその軸のみに回転 |
拡大縮小 | 両方 | S 直後にX、Y、Zのいずれかを押すとその軸のみに拡縮 |
元に戻す | 両方 | Ctrl+Z |
やり直す | 両方 | Ctrl+Shift+Z |
三角面を四角面に | 編集 | Alt+J |
辺を時計回りに回転 | 編集 | 辺(Ctrl+E)のサブメニュー内 |
辺を反時計回りに回転 | 編集 | 辺(Ctrl+E)のサブメニュー内 |
法線の再計算 | 編集 | Ctrl+N 裏返っている面がある場合に使用 |
シェイプキーの追加 | オブジェクト | プロパティのOD内のシェイプキーの項目内の+ボタン ※ |
シェイプキーの削除 | オブジェクト | プロパティのOD内のシェイプキーの項目内の-ボタン ※ |
任意のシェイプキーを選択部に合成 | 編集 | スペシャル(W)のメニュー内 |
領域で押し出し | 編集 | E ※誤操作に要注意のショートカットキー |
分離 | 編集 | Y ※誤操作に要注意のショートカットキー |
※モードの「両方」とは、オブジェクトモードと編集モードのことです。
※ODは、オブジェクトデータのこと。
※「E」と「Y」は、誤って押さないように特に注意が必要なショートカットキーとして挙げています。
不具合報告の仕方
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