プラグイン開発参戦!!

 この度、COM3D2専用MODプラグイン『Random Camera Work 1.0』をリリースしました。

 これまで、Blenderアドオンの公開は、このサイトを通じて行ってきましたが、COM3D2上で動作するプラグインの公開は、今回が初めてとなります。

 プラグインの内容は、COM3D2のあらゆるシーンをムービー感覚で観賞できるようにするというものです。

 メイドさんが1人でも呼び出されているシーンで当該プラグインを作動させると、縦スクロール、横スクロール、周回、ズームなどのカメラモーションを指定の秒数間隔で次々にランダムで発生させて、COM3D2をムービーのように演出します。

 やったことがある方なら解ると思いますが、動画編集というものは、とにかく時間が掛かるのですが、このプラグインを導入すれば、長々と時間を費やして、B〇ndic〇mなどで撮影した動画をム〇ビーメ〇カーで編集しなくても、リアルタイムに、そして、手軽に、COM3D2をムービー感覚で観賞できるようになります。

目次

プラグインの起動方法

 本プラグインを導入し、COM3D2を起動させたら、どのシーンでもいいので、修飾キー(Shift、Ctrl、Alt)をどれでもいいので2種類押しながら「R」キーを押すと、下のようなUIが表示されます。

「Random Camera Work 1.0」のUI

 ちなみに、UIの表示/非表示の切り替えは、一般オプションにある「キー操作」が有効になっている場合は、「U」を押すか、修飾キー(Shift、Ctrl、Alt)をどれでもいいので1種類押しながら「R」キーで行います。

 「キー操作」が無効の場合でも、「Ctrl」か「Alt」のどちらかを押しながら「R」キーでUIの表示/非表示を切り替えられます。

使い方

 本プラグインを起動し、メイドが1人以上、配置されているシーンで「スタート」ボタンを押すとカメラが色々な角度や距離、そして、カメラモーションでメイドを撮影し始めます。

 あとは、UIを色々といじってみて、好みや状況にあった設定にしてください。

 基本的にいじる部分は、主に「時間」「距離」「フレームアウト判定角度」の3つです。

 時間と距離は、完全にお好みで結構なのですが、フレームアウト判定角度は、どのような値に設定すればいいのかイメージしにくいと思いますので、各シーンに適したプリセットが用意してありますので、それを目安に調節してください。

 もっと細かい部分について知りたい方は、以下にUIの詳細について書きましたので参考にしてください。

UI詳細

 以下のリストは、UIの各項目を左上から順に書いたものです。
 気になる項目だけ読んで頂ければ結構です。

表示

 現在のカメラワークの主要な状態が表示されます。

ターゲット

 カメラが現在、被写体としているキャラクター名が表示されます。

時間

 現在のカメラワークがスタートしてからの経過時間が表示されます。
 この数値が、分母の数値を超えると、カメラワークが切り替わります。

距離

 カメラが現在いる位置と映している位置との距離が表示されます。

 ※被写体との距離ではありません。

状態

 カメラが現在、停止中なのか作動中なのか、あるいは、中断中なのか待機中なのかなど、カメラの状態が表示されます。

プレイ操作

ポーズ

 カメラが作動中のときに「ポーズ」を押すと、カメラワークを一時停止できます。

スタート

 メイドが1人以上呼び出されているときに「スタート」を押すと、カメラワークがスタートします。

 メイドが誰一人呼び出されていないときに「スタート」を押した場合、カメラワークが「待機」という状態となります。この場合は、メイドが1人でも呼び出され次第、カメラワークがスタートします。

スキップ

 カメラが作動中のときに「スキップ」を押すと、現在のカメラワークが所定の時間に達する前に、カメラワークを切り替えることができます。

終了

 このプラグインを終了させます。

バリエーション

 ランダムで選ばれるカメラモーションのバリエーションです。
 チェックが入っているカメラモーションのみがランダムで選ばれます。

移動

 この項目にチェックが入っていると、抽選されるカメラモーションに「縦スクロール」と「横スクロール」が加わります。

回転

 この項目にチェックが入っていると、抽選されるカメラモーションに「回転」と「スクリュー回転」が加わります。

ズーム

 この項目にチェックが入っていると、抽選されるカメラモーションに「ズームイン」と「ズームアウト」が加わります。

 ※ズームインの場合、ターゲットとカメラとの間に他のキャラクターがいる場合、阻止されますonz

静止

 この項目にチェックが入っていると、抽選されるカメラモーションに、カメラの動きがない状態が加わります。

 このカメラモーションは、カットインとして、静止したカメラモーションを敢えて入れたい、というケースを想定しているため、映すターゲットの部位がある3か所に限定されます。

 ちなみに、「移動」「回転」「ズーム」「静止」の全てにチェックが入っていない場合も、カメラモーションのないカメラワークが設定時間ごとに切り替わっていくのですが、この場合は、映すターゲットの部位が多少増えます。

モード

吸着

 カメラワークが切り替わった際、ランダムで決まった当初の距離がメイドとの接触によって広がる場合があります。

 「吸着」にチェックが入っていると、その広がった距離を当初の距離まで戻そうとする機能が付加されます。

追跡

 この項目にチェックを入れると、カメラがターゲットを追いかけます。

 ちなみに、スクロールや回転などのカメラモーションは、カメラワークが切り替わった時点のターゲットの特定の部位の位置をもとに決められるため、ターゲットがその位置からいなくなった後も、そこを映し続けようとするのですが、「追跡」にチェックを入れると、常に最新のターゲットの部位をもとにカメラモーションの軌道が計算されるようになります。

低速化

 本プラグインのカメラモーションは、設定した時間が短くなるにつれ、速度が上がっていくのですが、「低速化」にチェックを入れると、カメラモーションの速度を下げることができます。 

プリセット

 一部の設定値やオプションを各シーン応じて適した値にセットします。

 尚、プリセットの設定は、飽く迄も、目安です。

一般

 このボタンを押すと、COM3D2において一般的なシーンに適した設定にします。

 静止しているターゲットをランダムなカメラワークで観賞したい場合や、観賞したいターゲットが前後左右に動き回るわけではないものの、その場に留まって、何らかの動きをしている、という場合は、このプリセットがおすすめです。

ダンス

 ダンスのように、ターゲットが前後左右に動き回り、フレームアウトしやすいようなシーンに適した設定値にします。

ポールダンス

 このプリセットは、ポールダンス『lovemore crymore』の観賞に特化したプリセットです。

 ※『fusionic addiction』を観賞する場合は、静止状態のキャラにある「映さない」のチェックを外しましょう。

デフォルトアングル制限

 個々のキャラのデフォルトのアングル制限をまとめて設定します。

全周

 このボタンを押すと、現在、呼び出されている全てのメイドのアングル制限を「全」に設定し、さらに、これから呼び出されるメイドのアングル制限も「全」にします。

前方

 このボタンを押すと、現在、呼び出されている全てのメイドのアングル制限を「前」に設定し、さらに、これから呼び出されるメイドのアングル制限も「前」にします。

 ちなみに、ダンスを観賞したい場合は、こちらがおすすめです。

時間

 カメラワークを切り替える時間の間隔を設定します。

 設定値は、0.1秒から8秒までです。

 ナンバーキーの「1」~「8」を押すと、各キーの数字に対応した秒数に設定できます。

 また、シフトキーを押しながら「1」~「8」を押した場合は、各キーの設定値から-0.5秒の値に設定されます。

距離

 カメラとターゲットとの距離を設定します。

 カメラワークが切り替わるごとに、カメラとターゲットの距離が「最小」と「最大」の範囲内で、ランダムで決まります。

最小

 設定値は、0.0から10.0までです。

 ただし、0.0に設定しても、実際にカメラとターゲットの距離が0.0になるとは限りませんが、それでも「吸着」には多少影響すると思われます。

 ちなみに、カーソルキー「↑」「↓」が対応するショートカットキーとなります。

最大

 「最小」の設定値から10.0までの範囲内で設定できます。

 カーソルキー「←」「→」が対応するショートカットキーとなります。

フレームアウト判定角度

 ターゲットが画面中央からどのくらいの角度を超えたらフレームアウトとして扱うかを設定します。

 そして、ターゲットがフレームアウトしたと判定された場合は、現在のカメラワークはスキップされ、次のカメラワークがスタートします。

水平

 ターゲットが画面中央から水平方向へどのくらいの角度を超えたらフレームアウトと判定するかを設定します。

垂直

 ターゲットが画面中央から垂直方向へどのくらいの角度を超えたらフレームアウトと判定するかを設定します。

遅延

 ターゲットがフレームアウトした場合にスキップを行うタイミングを設定します。

 設定値は、0~1までです。

 この設定値は、時間の設定値を1とした場合の値となります。

 例えば、時間の設定値が「4秒」で、遅延の設定値が「0.5」の場合、現在のカメラワークがスタートしてから「4秒 × 0.5 = 2秒」経過するまでは、フレームアウトした場合でもスキップは行わないという設定になります。

 ちなみに、即座にスキップさせたい場合は「0.0」に、最後までスキップは行わないという場合は「1.0」に設定します。

一般オプション

中断再開

 カメラワークが作動している最中に、メイドの配置が全て解除された場合、カメラワークが停止し、「中断」という状態になるのですが、このオプションにチェックが入っている場合は、メイドが誰かしら再び配置され次第、自動でカメラワークが再開されます。

 特にイベントなどは、シーンの合間合間に、メイドの配置解除が行われるのですが、このオプションを有効にしておけば、その都度、UIを開いてスタートボタンを押す必要はなくなります。

同キャラ禁止

 同じキャラが連続してターゲットになることを回避させるためのオプションです。

低角度制限

 顔が映らないカメラワークが連続することを回避するためのオプションです。

視線制限

 このオプションにチェックが入っていると、メイドがカメラを捉える範囲や見続ける範囲が狭まります。

 特に下への視線追従範囲は、大幅にカットしました。なぜか言いませんが。

 また、カメラがメイドの視界に入った場合であっても、メイドがカメラの存在に気づいてからカメラを見るまでの間に、ランダムで遅延時間が入るため、「見る」「見ない」「遅れて見る」の3パターンの反応が楽しめます。

 尚、このオプションは、完全に制作者の趣味趣向に基づくオプションです。

キー操作

 この項目のチェックを外すと、「起動」と「UI表示/非表示」以外のショートカットキーを全て無効にします。

静止状態のキャラ

 このオプションは、現状、ポールダンス『lovemore crymore』専用のオプションとなっています。

 他に使い道はありません。

 余計な負荷が掛かるだけなので、『lovemore crymore』を観賞するとき以外は、無効にすることを推奨します。

 尚、極稀に、過剰判定により、待機中のメイドさんを映してしまう場合があります。

映さない

 『lovemore crymore』の序盤、動いていないキャラを無視するためオプションです。

 全員が静止している場合、このオプションは無効となります。

 ちなみに、『lovemore crymore』開始直後は、全員が静止しているため、センター以外の子を映してしまうことがあります。

 また、以下の「始動を映す」「始動時正面」「始動時連続」のオプションは、「映さない」にチェックが入ったときのみ表示され、「映さない」が無効の場合は、チェックの有無にかかわらず、その3つのオプションも無効になります。

始動を映す

 このオプションは、しばらく静止状態にあったメイドが動き出した場合、現在のカメラワークをスキップして、そのメイドをターゲットとしたカメラワークを強制発生させるためのオプションです。

始動時正面

 このオプションは、しばらく静止状態にあったメイドが動き出した場合、そのメイドの前側を映すようにするためのオプションです。

始動時連続

 このオプションは、長時間静止状態にあったメイドが動き出した場合、そのメイドを2回連続でターゲットにするためのオプションです。

 ちなみに、「始動時正面」と「始動時連続」の両方が有効な場合、「始動時正面」のオプションが発現するのは、2回のうちのどちらか1回のみです。

解像度

 おまけ機能です。

 フレームアウト判定角度のプリセットが「16:9」の解像度を前提としているので用意しました。

個別設定

 メイドごとに行う設定です。

 現在、配置されているメイドのみ、「個別設定」の下に名前と設定項目が表示されます。

アングル制限

 ターゲットの特定の方向にカメラを遮るものがある場合や、特定の方向のみ映したい場合に、キャラごとにランダムな角度に制限を掛けることができます。

 アングル制限がない状態です。

 ターゲットを前方、及び、側面から映します。
 ターゲットの後方に障害物がある場合におすすめです。

 ターゲットを後方、及び、側面から映します。
 ターゲットの前方に障害物がある場合におすすめです。

 ターゲットを側面からのみ映します。
 ターゲットの前にも後にも障害物がある場合におすすめです。

その他

床回避

 カメラが床を貫通するのを防ぎます。

無視

 この項目にチェックが入っているメイドは、ターゲットにはなりません。
 「もう、あの子の顔なんて見たくない」というメイドがいた場合におすすめです。

 尚、配置されている全てのメイドの「無視」にチェックが入っている場合は、この機能自体が無効になります。

ショートカットキーリスト

キー操作 有効時

起動/終了「修飾キー2種類」+「R」
UI表示/非表示「修飾キー1種類」+「R」、または、「U」
スタート/停止「R」
ポーズ/ポーズ解除「Pause/Break」
スキップ「Esc」
カメラルート更新「Shift」+「Esc」
時間(x.0)「1」~「8」
時間(x.0 – 0.5)「Shift」+「1」~「8」
距離:最小「↑」「↓」
距離:最大「←」「→」
フレームアウト判定角度:水平「Alt」+「←」「→」
フレームアウト判定角度:垂直「Alt」+「↑」「↓」
追跡「9」
吸着「Shift」+「9」
低速化「0」
視線制限「L」
カメラアングル操作:水平「Shift」+「←」「→」
カメラアングル操作:垂直「Shift」+「↑」「↓」

キー操作 無効時

起動/終了「修飾キー2種類」+「R」
UI表示/非表示「Shift以外の修飾キー」+「R」

最後に

 この度は、約5ヶ月の開発期間を経て、ようやく本プラグイン『Random Camera Work 1.0』をリリースすることができました。

 5ヶ月と言っても、1日中プログラミングをしての5ヶ月ではなく、フルタイムで働きながらの5ヶ月です。

 プログラミングは、仕事終わりのグロッキーな頭ではろくにできないので、出勤時間よりも早めに起きて、3、4時間プログラミングをしてから出勤するという毎日でした。

 開発当初は、二足の草鞋でどの程度のものが作れるものなのかという不安はありましたが、我ながらいいプラグインを作ることができたと自負しております。

 とはいえ、本プラグインは、ようやく船出を切ったばかりですので、まだまだ至らない点もあるかとは思いますが、興味を持たれた方は、ぜひ、ダウンロードしてみてください。

 ご意見やご感想なども遠慮なくどうぞ。